対魔忍シリーズに関する記事はしばらくぶり…それは何故か?
答えは簡単、今回紹介する作品のことをすっかり失念していたからです。
プレイしてからしばらく経つので所々うろ覚えではありますが、その辺はご容赦のほどお願いいたします。
【対魔忍シリーズ】今日から俺が!!『対魔忍RPG』
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ママは対魔忍
そもそも対魔忍好きな俺がどうして本作に限って忘れていたのかというとですね…残念ながら本作にはあまり "対魔忍っぽさ" がないからです。
たとえ対魔忍の看板を掲げていてもカガミ氏や葵渚氏が関わっていないとなるとどうにも対魔忍っぽさが足りなく思えてしまうのです。
シナリオおよびHシーンに関してもどことなく抑え気味で対魔忍っぽさ・過激さが不足しているように思えます。
要は俺の勝手なこだわりではありますが、なんとなーくこの気持ちを分かる人もいるのではないでしょうか?(…いるよね?)
本作の作画担当のさのとしひで氏の柔らかで優し気なタッチは嫌いではないんですけどね。氏が『決戦アリーナ』や『対魔忍RPG』で手掛けているキャラクターも好きですし。
ただやはり、対魔忍シリーズにてメインを張れるかと言うと大変に失礼ながら「うーん」ってなりますね。
ジャンルは寝取りモノ
対魔忍で "寝取られ" というとやはり『対魔忍ユキカゼ』ですが、本作で描かれるのは "寝取り" です。ついでに言うと "ショタによる寝取り" です。
元対魔忍で子持ち人妻の加奈が息子の友人であるショタっ子・健也に堕とされていく、というような作り。
これはなんともまぁ…「お前のようなガキがいるか」と言いたくなりますねぇ。
Hシーンの大半は…
ジャンルが寝取りモノなので必然的に加奈と健也のHシーンばかり。
これに関しては結構好みが分かれるのではないでしょうか?(俺としては対魔忍シリーズにそういうのは求めてないっす)
とはいえ―
©LILITH
寝取りのための前振りである夫とのHシーンはありますし、内容も悪くないです。
©LILITH
肝心要の健也とのHシーンも中々なクオリティです。
健也の秘めたる欲望に対する加奈の母性が見てとれてとってもエロい。
シナリオの進行に伴って妻や母ではなく一人の女として堕ちていく姿もまたエロい。
健也が加奈と関係を重ねる過程は丁寧に描かれていて素晴らしいと思います。
しかし、それを対魔忍シリーズで見たいかと言われると答えはNOです。
ハッキリ言って「生っちょろい寝取り劇を延々と見たくはない」「過激な凌辱劇や異種姦を見たい」です。
監督自らが "ライトユーザー" 向けを謳っていた『対魔忍ユキカゼ』だってもっともっと過激でしたよ。
過激さやハードな描写が売りの対魔忍シリーズに名を連ねるには物足りない出来であると言わざるを得ません。
引退と現役、2人のヒロイン
本作のヒロインは2人、引退済みの加奈と現役対魔忍の夏鈴。
加奈はここまでにも書いた通りに子持ちの人妻、夫と息子のみならず息子の友達の健也にも愛情を向ける優しい女性です。
夏鈴は現役の対魔忍ということもあり、クールでプロフェッショナル、非常に頼りになる凄腕です。
どちらのヒロインも魅力的で良い感じだと思います。
先に書いたように加奈と健也のHシーンは対魔忍シリーズ作品として見なければ中々のエロさ。
©LILITH
もちろんエロさで言えば夏鈴だって負けてはいないです。
©LILITH
いやはや、対魔忍シリーズ作品として見なければ加奈のHシーンも夏鈴のHシーンもどちらもエロくて良いですね。
はい、エロくて良いんですけどね。
ですが、どうしても気になるんですよ。
………夏鈴の描写およびHシーンの少なさが!
夏鈴のHシーンはたった2つ、しかも単独のHシーンは1つだけなんですよ。
かな~りガッカリです。いやホントに。ガッカリです。
登場キャラクター紹介
そろそろ語ることがなくなってきたのでキャラクター紹介に行っておきましょう。
吉沢加奈
本作のメインヒロイン。元対魔忍。
慎吾と結婚し対魔忍を引退、後に息子の悟を産んでいる。
かつて対魔忍だったことは家族には秘密だが、とある理由から健也にはそれを打ち明けている。
悟の親友の健也と関係を持つようになり、夫と息子に罪悪感を感じつつも徐々に堕ちていくこととなる。
対魔忍シリーズには珍しい(?)普通の名前の持ち主。
杉田夏鈴
本作のサブヒロイン。現役対魔忍。
元対魔忍の連続失踪事件を調査する敏腕で、魔族に襲われた悟と健也を救出する活躍を見せるもなんか気づいたら堕ちてた。
加奈と同じく対魔忍シリーズには珍しい(?)普通の名前の持ち主。
田所健也
本作の主役格にして竿役、加奈の息子・悟の友人、そしてショタ。
おとなしく礼儀正しい少年で加奈への憧れ(途中からは劣情と思しき感情)を抱いている。
とある一件から加奈が対魔忍だったことを知った。
魔族の呪いの力によって好意を向ける相手(=加奈)とセックスをしなければ苦痛を感じるようになってしまったが、加奈の献身(セックス)によって症状は回復した。…と思いきやまだ治っていないと言い張り加奈と交わろうとする知能犯。
人妻である加奈をショタ離れしたチンポと謎の行動力で手籠めにし、禁断の肉体関係を重ねていく。
健也と悟のヴィジュアルからして小学生くらいの年齢のはずだが、それをほとんど感じさせないHシーンを見せてくれる。
吉沢悟
加奈と慎吾の息子で家族思い友達思いなメッチャ良い奴であるとともに母親を友達に取られるメッチャ可哀想な奴。
吉沢慎吾
加奈の夫にして悟の父親で妻子のみならず息子の友達にまで優しくするメッチャ良い人であるとともにその息子の友達に妻を取られるメッチャ可哀想な人。
対魔忍好きには向かない…?
ということで対魔忍シリーズ初の "寝取りモノ" である『ママは対魔忍』を紹介しました。
対魔忍と銘打っているものの、些か物足りなさと不完全燃焼さがある本作。
Hシーンは基本的にショタ相手だったり、過激な凌辱・異種姦がなかったり…
正直なところ「対魔忍シリーズが好きな人ほど向かない作品」だと思います。
逆に言えば対魔忍を知らない "人妻寝取りモノ" 好きな人であれば存分に楽しめるのではないでしょうか。