グラマラスなくノ一の活躍と受難を描くハードなストーリーと過激なエロ描写が持ち味の抜きゲー『対魔忍アサギ』とそれに連なるシリーズ作品の数々。
かつてはアヘ顔やシュールな絵面といったネタ的な意味で話題になることも多かった同シリーズですが、昨今ではエロなしの作品が作られるなど一般向けにも展開されており、更には海外展開もなされるほどの人気と知名度を誇っています。
その海外展開の切っ掛けとも言うべき作品が『アクション対魔忍』なのです。
当記事は未プレイの方々に向けた内容となっておりプレイ済みの方々にとって有用な情報は一切ありません。何卒ご了承いただきたく存じます。
アクション対魔忍
©Gremory歴代主人公でチームを組める!!!
2019年12月24日にサービス開始された日本版(後にグローバル版に移行)から数えて6年と少し、短期間でのサービス終了も珍しくないソシャゲ界隈においてはそこそこ長い歴史を持つ本作。なのですが、実のところ俺がこの作品に手を出したのはごくごく最近のことです。
対魔忍関連のソシャゲだとすでに『対魔忍RPG』をプレイしていますし、そちらでそこそこ時間とお金を使うこともあって『アクション対魔忍』もプレイし始めて対魔忍二刀流になった日には時間もお金もアホほど使ってしまうことが解りきっていました。
それゆえに『アクション対魔忍』に手を出すのを避けていたのです。…が、ここ最近は『対魔忍RPG』の方が自分の中で停滞気味でして、なにかこう新しいことを始めたいなぁ、と。
そんな心持ちの中、気まぐれにSteam版の『アクション対魔忍』を遊んでみたら楽しいのなんのって!一般向け作品なので対魔忍らしいエロは一切ないけれど、それを補って余りある3Dキャラクターモデルの精巧さとセクシーさ!それに加えてRPGよりもアクションゲームの方が好きだったこともあり見事にドハマり!!
ということで今回は以前の俺のように本作をプレイすることを渋っていたり、そもそも本作について知らなくて未だプレイしていないという方々に向けて『アクション対魔忍』の魅力・素晴らしさを伝えるための記事を書いていくことにします。
シリーズとしての繋がり
まずは歴代シリーズ作品との繋がりの説明から。
作中での主要キャラクターのやり取りを鑑みるに本作は『対魔忍RPG』から地続き、あるいはそこから枝分かれした世界観となっているようですが…一部の人物の性格や設定が異なるなど(おそらくは制作サイドによる意図的なものだけど)幾らかのズレが生じています。

個人的には、ごく一部を除いて主要キャラクターの担当声優が変更されていることから『対魔忍RPG』と似たような歴史を辿った別の世界の物語だと考えていますが、それに関しては単に一般向けに展開するためのキャスティングがなされた結果であるとも言えなくもないです。
本作においては性的な描写や仄めかしは徹底的にオミットされているので、もしかしたら『対魔忍アサギ』の頃から対魔忍の活躍が目覚ましく、アサギを始めとした各作品の主人公たちがエロい目に合わなかったという何とも対魔忍シリーズらしくない独自の世界なのかもしれません。つまりアサギは辱められておらず、人体改造で感度3000倍にされておらず、故に後続の作品において感度を抑える術も必要ない、みたいな。
実際のところはどういう設定なのかは分かりませんが、世界観一つをとっても色々と想像の余地があって楽しいですね。
ジャンル
『アクション対魔忍』のタイトルが示すとおり本作のジャンルはアクションです。
スマホゲームということもあって簡単な操作でキャラクターを動かせて、この手のゲームが苦手な人でもお手軽に爽快なアクションを楽しめるようになっており、キャラクターの育ち具合にあわせた最適な難易度選択をしておけば無双ゲーのように敵を蹴散らして突き進むことができます。
エロゲーのイラストやテキストだけでは決して伝わりきらない対魔忍の真の実力を思うさま堪能できますし、なにより「対魔忍ってこんなに格好良いんだなぁ」と感動さえ覚えますよ。
ゲームの流れ
《AP(スタミナ)を消費してストーリークエストやイベントクエストなどに挑んでクリアを目指す⇒獲得経験値で自キャラを、獲得した素材で武器とサポーターを育てる⇒さらなるクエストに挑戦する⇒さらに獲得経験値で自キャラを、獲得した素材で武器とサポーターを育てる⇒以下繰り返し》
おおまかなゲームの流れとしてはこのような感じになっています。特に難しいことはなく、一般的なソシャゲと同じような仕様なのですぐに理解できるでしょう。
ソシャゲにありがちな、所謂「専用の素材を用いてレベル上限アップ」や「同じ武器やその他諸々を重ねてスキルレベルアップ」はありますが、前者は普通に遊んでればそこそこに素材を確保してある程度までは強化できるようになっていますし、後者に関してもよほど腰を据えてやり込もうと思わない限り(それこそメインクエストやイベントクエストを楽しんだり、デイリークエストで少しづつ素材を集める程度であれば)そこまで気にしなくてもよさそうです。
ゲームモード
主なゲームモードはメインクエスト・日替わりクエスト・イベント・特別モード・タイムアタック・アーカイブ・バトルアリーナ・アリーナタワー・タイマファイブVR・総力戦・チャレンジアリーナの11種類。
メインクエストを進めたりプレイヤーレベルを上げることで各モードが開放されていきますが、一部のモードは非常に難易度が高く、キャラクターがある程度育っていなければ歯が立たないでしょう。
なので基本的にはメインクエストでシナリオを楽しみつつレベル上げと対魔石(ゲーム内通貨)を回収、自キャラが育ってきたら日替わりクエストとイベントに参加、合間に特別モードで少しづつ対魔石稼ぎ。じっくりと自キャラを育成していき総合的な戦闘力が上がったらアリーナデビュー、さらに階級とレベルを上げて最終的にはアリーナタワーとタイマファイブVRやその他諸々のモードの攻略に取り掛かることになると思います。
どうあれゲームモードが多めで、早々にやることがなくなる・飽きがくるなんてことはなさそうなのは良いですね。
メインクエスト
©Gremory
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『アクション対魔忍』のストーリーを追うことができるメインクエスト。
ストーリー上の主人公・ふうま小太郎をはじめとした若き対魔忍とその支援者たち、そして最強の対魔忍・アサギによる幾多の戦いが描かれます。
全編フルボイス&一部シーンはムービー付きで、ときにシリアスにときにコミカルに展開するシナリオ内では対魔忍の活躍がキッチリと描写されており、エロなしの世界観の中で対魔忍のカッコ良さを存分に堪能できますよ。
日替わりクエスト
各種育成要素に用いられる素材を集めるための日替わりクエスト。
日ごとに挑戦できるクエストが替わるのではなく、AP消費が半減するクエストが替わるという仕様になっています。
4種類ある各クエストを初級→中級→上級と攻略していくと新たに高難易度の「秘密任務」が開放されます。
これらのクエストに挑む目的はキャラクター育成や武器の精錬、サポーターの成長に必要な輝石を集めるのと、施設の強化に使う諸々のアイテムの獲得、換金アイテムを用いた金策のためです。戦力強化には欠かせない原石探索と輝石探索は重点的にプレイしておきましょう。
クエストの難易度が高いほど良質なアイテムが手に入るので頑張りがいがありますね。
イベント
期間限定のクエストとそれに付随するシナリオを楽しめるイベント。
基本的にはイベントガチャ形式で開催されますが、まれに(報酬がUR武器である場合などでは)異なる形式がとられることもあります。
5つあるステージ(それぞれ初級・中級・上級があり、上級を攻略後はボーナスステージが出現)を攻略し、ステージクリア時に貰えるチケットを集めてイベントガチャを回すのが目的です。
イベントガチャは所謂ボックスガチャになっており、目玉アイテムを入手後にボックスをリセットして次のボックスへと移行するという方式。
イベントを通して入手可能な報酬URサポーターは中々に優秀な性能をしており、入手可能な5つ分を重ねることで無課金勢および微課金勢の心強い味方となってくれます。
特別モード
1日に3回プレイできるミニゲームをクリアすることでゴールドと対魔石を手に入れられる特別モード。
バイクに跨ったアサギを操作して障害物を避けつつゴールドを回収しゴール地点を目指すミニゲームと、ゆきかぜを操作し標的を撃ち抜くミニゲームがあります。
それらのミニゲームをクリアすることにより対魔石が3つ(グレート評価を獲得で対魔石+2)手に入るので継続は力なりということで地道に回数をこなしていきましょう。
タイムアタック
他のプレーヤーとステージのクリア時間を競うタイムアタック。
このモードはAPではなくバトルアリーナで使われるBPを消費してプレイします。
勾玉を集めることのできるモードであり「タイムアタック」と銘打たれていますが、どちらかと言うと記録更新よりも勾玉収集のために挑戦することの方が多いと思います。
アーカイブ
これまでに開催されたイベントをプレイ可能なアーカイブ。
新規イベントや復刻イベントとは異なり期限は設けられていないので好きなときに挑戦することができます。
イベントシナリオの観賞のみならずクエストをクリアしていくことでイベント報酬として配布されていたサポーターや武器を入手できます。ただし、メイン報酬の総数はイベント開催当時と比べて減っており、報酬サポーター・報酬武器を完凸することはできません。
しかしながら、1つのイベントを初級~上級まで条件達成してクリアすることで対魔石が150個も手に入るのは地味に助かりますし、エピソードの括りによっては相当な量の対魔石を入手できます(例えばEPISODE.2の場合は用意されているイベント数が15なので150×15で2250個の対魔石が入手可能!しかもそれプラス作戦記録の達成度を上げることで貰える300個があるのでトータルで2550個も対魔石をゲットだぜ!!)。得しかないので是非プレイしてみましょう。
バトルアリーナ
他のプレーヤーとオートでバトルを行うバトルアリーナ。
最大で3名のチームを編成して他のプレイヤーと戦うモードであり、1週間単位でランキングが決定し自身の順位に応じた報酬を獲得できます。
ランクがある程度まで上がらない限りは基本的に一回り弱い対戦相手が選ばれますし、たとえ負けたとしてもそこまでのデメリットがあるわけでもありません。比較的手頃になおかつ定期的に対魔石とその他の報酬を入手できるので積極的に参加していくことをオススメします。
アリーナタワー
報酬の獲得と130階建て(記事の執筆現在)の塔の攻略を目指すアリーナタワー。
自キャラからなる3人チームの内の1人(被撃破により次のキャラに交代)を操作して進めて行く高難易度のモードであり、自キャラが育ちきるまで攻略は厳しいです。
その反面、各階で手に入るクリア報酬はURの魔鋼石やURの強化ナノマシンをはじめとした希少品が多いため、自身の戦力が整って以降は挑戦する価値があります。
タイマファイブVR
チームメンバーとともに強力なボスキャラクターに挑むタイマファイブVR。
自キャラからなる3人チームを組んでボスの討伐に臨むのですが、自身が操作するキャラクター以外の2人はCPUが操作します。
タイマファイブVRで消費した体力は戦闘終了後にすぐに回復せず、日付が切り替わるまで待つか回復アイテムを使わねばなりません。
アリーナタワーと同じく高難易度のモードで自キャラが育ちきるまで攻略は厳しく、早々に挑戦しようものなら速攻で全滅すること間違いなし。
総力戦
強力なボスにチームで挑み、スコアを競う総力戦。
ボスに与えたダメージが多ければ多いほどスコアを獲得、ランキングの順位と成績に応じて与えられる「闘志」と「名誉」を報酬と交換できます。
当記事を執筆している現在、登場するボスはやたらと声がデカくてうるさい魔神エドウィン・ブラックのみ。今後もボスが追加されるのかは不明です。
このモードではプレイヤーによる操作はできず、各キャラは自動で戦闘を行います。それゆえにプレイヤースキルは活かせず、キャラや武器・サポーターのレベル、シナジーを意識した編成が重要なモードです。
チャレンジアリーナ
用意されたキャラクター(週ごとに替わる)を用いて戦い、スコアを競うチャレンジアリーナ。
あらかじめ用意されたキャラクターを使うという都合上、プレイヤーごとの格差はありません(もちろんプレイヤースキルは別)。それとスコアに応じて様々な報酬が手に入るので忘れずにプレイしておきましょう。
その他のコンテンツ
ここからはその他諸々のコンテンツについてのご紹介です。
本作をより快適に遊ぶうえで必須とも言える特別活動。ソシャゲの要、ガチャ。3Dモデルの撮影が可能なプライベートルームについてのお話ししましょう。
特別活動
キャラを施設に配置することで様々な恩恵を得ることができる特別活動。
各キャラに適応されるステータス強化や時間経過でのスタミナ回復アイテム等の入手が可能なほか、アイテム制作やキャラ・サポーターの訓練および武器の強化なども行えます。キャラの強化やゲームプレイの快適化に一役買ってくれる特別活動はどんどん使っていくと良いでしょう。
ただし、未編成のサポーターを派遣してアイテムを獲得する派遣施設に限っては扱いがかなり微妙なので正直言って利用する価値はないです。やるだけ無駄・損しかないなんてことはないと思うんですけど、如何せんかかる時間に対してのリターンが少なすぎるというかガチで何のためにあるのか解りません。特に使う必要はないと思います。
ガチャ
数多のソシャゲ・アプリゲームの定番であり、それらの根幹をなしている(ガチ勢と運営側にとっての)最重要コンテンツ、ガチャ。
武器やサポーターの入手が可能で、対魔石かガチャコインを使って引くことができます。
ガチャを引くたびに念願(引き換え用のポイント)が貰えるほか、対魔石を使って10連ガチャを引くとマイル(専用のショップで特殊なサポーターやアイテムと交換できる)が貰えます。
それ以外には他の作品と比べて特に差異があるワケでもないので詳細は省きますが、対魔忍世界においては人材登用を "臥者" と呼んでおり、それが転じて "ガチャ" となったという妙に凝った設定があるのは覚えておいて損はない(?)でしょう。
プライベートルーム
プレイアブルキャラクターの3Dモデルを使って様々なポーズをキメさせて撮影・鑑賞することができるというなんとも素敵なモード、プライベートルーム。
しかしまぁ、このモードの操作が難しいこと難しいこと…ホントに生半可な覚悟じゃ挫折不可避ですよ。クエストやアリーナでの各戦闘よりもよっぽど難しく、ある意味では本作における最難関のモードだと思います。
3Dモデリングの心得がある人であれば楽なのかもしれませんが、そうでない場合は慣れるまでは自分好みのポーズをとらせるのが異常に難しく、関節が変な方向に曲がりまくるでしょう。
登場キャラクター
『アクション対魔忍』には対魔忍シリーズ歴代作品のヒロインとサブヒロインや一部のネームドキャラに加えて本作オリジナルのキャラクターも多数登場しています。
プレイアブルキャラクターについては後ほど別途記事を書いてみるつもりなのでそちらを参考にしていただくとして。
俺としてはやはり山本信繁がボイス付きで登場しているのがとても嬉しいですね!しかもデザインが『対魔忍アサギ3』ではなく『対魔忍アサギZERO』の方っていう!!
©Gremory
なにを隠そう『対魔忍アサギ2』の頃からの推し男性キャラなので凄くイイです!!ついでにシリーズ屈指の有能対魔忍・八津九郎をプレイアブルで出してくれ!!
育成要素
高難易度のクエストに挑み、攻略を果たすにはプレイアブルキャラクターや武器・サポーターの強化が不可欠。育成要素を把握して特務中隊の戦力を向上、強敵を打ち倒しましょう。
キャラクター
プレイアブルキャラクターはクエストで経験値を獲得してレベルアップ、さらに進級・覚醒することでレベル上限をアップすることができます。今のところレベルの上限は87です。
それ以外にもスキルポイントとゴールドを使用してスキルを獲得したり、ステータスを上げることも可能なほか、キャラクターのコスチュームを手に入れると1~2つのステータスの数値が上昇、それらの数値は合算されるのでコスチュームを獲得すればするほどキャラクターが強化されます。
武器
ATK(攻撃力)とCRI(クリティカル率)に影響する武器。
強化石を用いて武器をレベルアップすることでATKとCRIの数値を上昇させることが可能であり、さらに武器を精錬することによって2回までレベルの上限をあげることができます。
また、同じ武器を重ねるとスキルレベルを上げるとともに武器のステータスも上昇し、戦闘を有利に進められるようになります。
サポーター
HP(体力)とDEF(防御力)に影響するサポーター。言うなれば本作における防具です。
戦術マニュアルを用いてサポーターをレベルアップすることでHPとDEFの数値を上昇させることが可能であり、さらにサポーターを覚醒させることによって2回までレベルの上限をあげることができます。
また、同じサポーターを重ねるとスキルレベルを上げるとともにサポーターのステータスも上昇し、戦闘を有利に進められるようになります。さらにエンチャントを行えばサポーターのステータスを更に上げることも可能です。
勾玉
武器に装着することで各種ステータスを上昇させる勾玉。
攻撃力・防御力・体力・クリティカルに関する勾玉があり、レベルアップすることで効果が上がります。また、研磨を行うと勾玉にオプション(効果)が付与されます。
UR勾玉は鑑定によって属性が判明する仕組みで、武器に同属性の勾玉を2か4つ装着すると効果が発揮されます。
アクション対魔忍の良いところ
ここからは本作が持つ美点についていくつか書いていきたいと思います。
キャラクターのグラフィック
グラマラスでセクシーな対魔忍(一部例外あり)の魅力がフルに伝わってくるキャラクターモデルは変態的なクオリティ。ピッチリとした対魔忍スーツの質感まで見事に、それはもう美事に表現しています。「本作の美点の半分はキャラクターモデルによるもの」と言っても過言ではないでしょう。
出来が良く、動きも良い、ついでに声優の演技もハマっている対魔忍たちを自在に動かす喜びは『アクション対魔忍』でしか味わえません。
『アクション対魔忍』は複数のプラットフォームで展開されていますが、高画質でキャラクターの衣装が無規制かつパッド操作にも対応しているSteam版がオススメです。相応のPCスペックが必要ではあるけれどキャラクターのグラフィックを堪能するのであればSteam版一択と言えるでしょう。
シンプル操作でスタイリッシュに戦える
基本的な移動に加えて攻撃・回避・武器スキルの使用・奥義の発動、これらを組み合わせたシンプルな操作でスタイリッシュかつスピーディーに戦うことができるのは素晴らしいです。それぞれの対魔忍の個性を活かしたアクションを存分に堪能できますよ。
メインクエストやイベントで描かれるストーリーも良い感じ
先の項目でも書いたように全編フルボイスのメインクエストでは対魔忍の活躍がこれでもかとばかりに描かれていて、エロゲーにおける対魔忍のポンコツぶりが嘘のような有能さとカッコ良さです。
また、ストーリーに登場する対魔忍以外の登場人物たちに関しても敵味方問わずネームドキャラから脇役に至るまでかなり個性的でシナリオを彩ってくれています。
イベントでのシナリオに関してはボイスこそ収録されていませんが、多様な登場人物が織りなすシリアスとユーモアを織り交ぜたシナリオは総じて出来が良く、中には妙に熱い展開もあって読んでいて非常に楽しいです。
割とどのキャラも強い
本作のプレイアブルキャラクターは結構多いので、ほぼ必ず自分好みの対魔忍(じゃない奴もいるけど)が見つかるでしょう。
この手のアクションゲームって「このキャラクターのヴィジュアル凄く好きなんだけど性能がなぁ…」ということも少なくないと思いますが、そこのところあんまり心配はいりません。割とどのキャラクターも強いですし、愛情をもって育てれば一線級の活躍をしてくれます。
もちろん、高難易度のクエストやタイマファイブVRなどで他より優位に立ち回れるキャラクターはいますけど、エンドコンテンツまでガッツリやり込むわけでもない限りはそこまで気にしなくてもOKですので自分の使いたいキャラクターを使って思いっきり楽しんじゃいましょう。
アクション対魔忍の惜しいところ
グラフィックや操作性やストーリーなど本当に良いゲームなのですが、残念ながらいくつか惜しい点もあるんです。
一部のキャラの挙動
先にも書いたようにキャラクターのグラフィックはクオリティが高く、満足のいく出来ではあります。しかし、グラフィックが良くても少し挙動がおかしいキャラがいるような気が。
例として挙げるとアスカの「いたずら」や不知火の「挨拶」の際の動作です。前者はアスカが右脚を上げたときの動きに何とも言えない違和感があります。後者は不知火の指の動きが、ぎこちなく思えます。
もっともそれらは個人の感覚に過ぎないのかもしれません。なんら違和感を覚えない人もいることでしょう。けど俺としてはすんごい気になってしまいました…なまじクオリティが高いが故に細かな粗に目が行ってしまうのというのもあると思いますけど。
とは言え、本作はアップデートでキャラクターのグラフィックや動作の修正を行っていますから、いずれそれらの違和感も解消される可能性はあります。今後に期待したいですね。
スキルのスロット
本作はプレイアブルキャラにスキルを4つまで持たせることができます。ただし、それは課金をした場合に限っての話です。
通常の場合、キャラのスキルスロットは3つまでしか使えません。4つ目を開放するには「蛇鹿コンビのお助け」というパック商品を購入しなければならないのです。しかもそれが買い切りのアイテムではなく有効期限付きのアイテムとなっておりまして…効果は1ヶ月しか適用されないので4つ目のスキルスロットを開放し続けようと思ったら蛇鹿コンビのお助けを毎月購入しなければならぬのです。
せっかくのアクションゲームなのにスキルが制限される(=アクションが制限される)のはどうなのかと。1キャラ単位で良いので対魔石で常時開放とか、そういう仕様にしてくんねぇかなぁ、なんて思っています。対魔石500くらいまでなら余裕で出しますけどね、俺。
とにかく、スキルスロットに関しては改善改良の余地ありだと思います。もっとアクションさせてくれや、ってな気分ですよ。
キャラごとの回復格差
本作はキャラの体力を回復する手段が限られており、クエスト中にアイテムを使用して任意に回復といったことはできません。回復アイテム云々に関しては敵撃破時にドロップする回復薬を拾うくらいしかありません。
その一方でプレイアブルキャラの中には自分や周囲の味方を回復するスキルを持っているキャラや、攻撃スキルに付随する効果によって自身の体力を回復できるキャラがいます。それらのスキルや効果を使えばクエスト・タイマファイブVRなどで粘り強く戦うことができます。…が、悲しいことに、そういったスキルや効果を一切持っていないキャラもいるのです。
回復関連のスキルを持たないキャラで高難易度のクエストに挑むのはかなり厳しく、慎重な立ち回りが要求されます。タイマファイブVRのように時間制限付きともなれば、回復持ちでないキャラは撃破される前に捨て身で火力を叩き込む鉄砲玉の役割を買って出るしかありません。
この「回復格差」とも言うべきあまりにも哀しい状態を解消するためにアップデートでスウやアスカに回復系のスキルや効果を与えてあげて欲しいもんです。でないとせっかくの良キャラがもったいないですからね。
良質な対魔忍ゲーを楽しもう!!
簡単操作のアクションとハイクオリティな3Dモデルがとにかく素晴らしく、数あるアプリゲームの中でも随一の「キャラクターを動かしたり、キャラクターモデルを眺めていて楽しいゲーム」だと思います。まぁ、アプリゲーム自体そこまでプレイしたことがあるワケじゃないけど。
あくまでもエロなしの世界線なのでそういった描写が目当てだとガッカリするかもしれませんが、3Dで描かれた対魔忍のセクシーな肉体を様々な方向からじっくりと観察することはできるシリーズ作品は『アクション対魔忍』をおいて他にないと思いますし、とっても希少な作品であると言えるでしょう。
基本プレイは無料ですし、スマホやPCのスペックが足りるのであれば一度は遊んでみていただきたい、そんな良質なゲームですね。



