相撲は競技であり神事
土俵は女人禁制の聖域
相撲界の常識と言っても過言ではないでしょう。
しかし、そんな考えはもう古いのです。
男女平等が叫ばれる昨今
女性はついに土俵に上がる権利を手にしました。
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筋肉美 女相撲
"強い女は美しい"
そのキャッチコピーを見事に表現した力強く凛々しいジャケット写真ですね。
古来より国技として親しまれて来た相撲。その中では、力強い女性同士が力を比べ合う女相撲の世界が存在した!そんな伝統を脈々と受け継ぐ女相撲の部屋を取材班が密着リポート!そこには想像を絶する女たちの力強さと美しさが存在した!裸と裸のぶつかり合い、まわし一つで肉弾戦、土俵は彼女たちの戦いの舞台、女力士達は力強く…彼女たちの肉体は、見るものを魅了する!
商品ページの説明文より
これまで知られていなかった女相撲と表舞台に出てくることのなかった女性力士。
本作はそんな女相撲の世界の秘密に迫るドキュメンタリー映像作品です。
女相撲と女性力士とそれを取り巻く環境
密着取材の対象である女性力士(小結)の橘美穂さん。
年に四回の本場所を除き興行収入が得られない女相撲の世界でタニマチ(後援者)がいないということは女相撲一本で暮らしていけないということであり、橘さんは他の仕事をしつつその合間を縫って稽古に参加しているんだとか。
そんな世知辛さの一方、取材を進めていくうちに女相撲の世界の素晴らしい面も見えてきます。
なんと言っても女相撲は―
女相撲は公式競技として認められておらず協会などの管理団体がないため身長・体重の制限がなく、相撲が好きであれば誰でも参加が可能。
女性のみならず男性も参加できるのが女相撲であり、身長や体重が規定に満たず男相撲(区別のため便宜上こう呼ぶ)で新弟子になれなかった男子も力士として受け入れているという。
男女の区別なく志ある者は皆拾い上げる寛容さ
男女の区別なく全力でぶつかり合える公平さ
これは最早 "完璧な男女平等" と言えるでしょう。
力士の強さと誇り
先程も書いたように女相撲の世界において男女の垣根は取り払われています。
橘さんが廻しを巻くのを男性力士が手伝う一幕も映像には収められていたり…素晴らしい。
それだけでなく土俵の上での戦いも男女の区別一切なく行われます。
男性力士に怯むことなく果敢に立ち向かっていき豪快に投げ飛ばす、橘さんの姿はまさに力士と呼ぶに相応しいものでした。
また、男性力士の女性相手だからと言って手を抜く様子はなく、女相撲に対する真剣さも伝わってきました。
力士の強さと力士の誇りとでも言うべきでしょう。
この清々しさこそが女相撲の魅力の一つであると言えますね。
厳しい稽古
格式や伝統にこだわる男相撲と先進性や革新性を持つ女相撲。
一見すると相反する方向性の男相撲と女相撲ですが、共通している個所もあります。
それは稽古の厳しさです。
女相撲の第52代横綱・相川愛里さんのもとで行われる稽古は過酷の一言に尽きます。
"四股" や "すり足"の稽古では横綱の雄々しい掛け声が稽古場に響き渡り、その後の "ぶつかり稽古" では受け手の横綱が攻め手の力士を次々と放り投げていきます。
観ているだけでも疲労感が溜まっていきそうな稽古の数々ですが、それらを乗り越えた先にこそ女相撲の栄光があるのでしょう。
晴れ舞台
厳しい稽古から程なくして女相撲春場所が開催されます。
女相撲の試合形式は部屋同士の試合ではなく個人によるトーナメント制で進行するらしく「負けた時点で次の立ち合いはなくなり、その人の本場所はそこで終わる」という非常にシビアなものとなっているようです。
無事予選を突破した取材対象の橘さんや横綱・相川さんを含めた4名で行われるトーナメントは死闘の連続というほかありません。
負ければ終わりの大勝負を勝ち抜く女性力士はいったい誰なのか?…残念ながらここでは言えません。
気になる大一番の結果は『筋肉美 女相撲』にてあなた自身の目でお確かめください!!
特典映像について
『筋肉美 女相撲』の総収録時間131分の内、本編の収録時間は約60分です。残りの時間は2つの特典映像で埋められています。
特典映像①は「まわし一つの引き締まった女体を360度じっくり観察できる女力士イメージ映像」です。
©SODクリエイト
オイルでテカテカになった女性力士の身体をじっくりと眺められるという結構フェティッシュな映像となっています。
特典映像②は「肉体美を見せつけながら男を犯す女力士のセックス2連戦」です。
©SODクリエイト
やっぱりAVだからセックスシーンは入れとかなきゃ…とでも思ったのでしょうか?大まかな設定はあるものの、なんてことはない至って普通のセックスが繰り広げられます。
俺としては特典映像①は良い感じだと思います。しかし、特典映像②は「うーん…」ってなりました。
本編がフェイクドキュメンタリーとして真面目に作られていてクオリティも高く映像作品として良く出来ていたのに(映像特典とはいえ)最終的に何の変哲もないAVになってしまったのが残念でした。
最後の最後でガチめな批評をしましたが、これも "女相撲" への愛ゆえだと思っていただけると幸いです。
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