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エロゲー

あのエロゲーの精神的続編を遊んだ感想やらなんやらをアホほど書いてみた!

3D学園生活シミュレーター『ジンコウガクエン』が発売されたのが2011年6月10日

その続編である『ジンコウガクエン2』が発売されたのが2014年6月13日

名作学園生活シミュレーションエロゲーについて話さないか?

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2がかなりの名作だったので続編も必ず出るだろうと思っていたものの…その後はまったくと言っていいほどに音沙汰はなく、気づけば数年が経過、挙句の果てに同シリーズを手掛けていたアダルトゲームブランド・ILLUSIONが活動終了してしまいました。(一応、ILLUSIONが健在だった頃に似たようなコンセプトの『ROOMガール』という作品が出たのですが、ちょっと思ってたのと違ったのですぐに遊ばなくなって売ってしまいまして)

そうしてナンバリングタイトルもコンセプトを同じくするエロゲーの登場も諦めかけていたところ、まさかの急報が飛び込んできました。

2の発売からおよそ10年が過ぎた2024年6月14日、ILLUSIONの後継会社と思しき3D美少女アダルトゲームメーカー・ILLGAMESから『ジンコウガクエン2』の精神的続編とも言うべき3Dコミュニティ観察&介入シミュレーターサマバケ!を開発中というアナウンスがあったのです。ついにシリーズファンに歓喜の瞬間が訪れたのですよ。

そしてファン待望のアナウンスから1か月半後の8月30日―

サマバケ!すくらんぶる

『サマバケ!すくらんぶる』(以下『サマバケ!』)が発売されました。

引用元:『サマバケ!すくらんぶる』商品ページ(FANZA)

"3Dコミュニティ形成観察シミュレーター" と称され、自身がクリエイトしたキャラクターたちが独自に人間関係を育んでいく様子を楽しむとともに介入することも出来るという『ジンコウガクエン』(以下、1と2の双方を合わせて『JG』と表記)の再来とも言うべき説明がなされている本作…これはもう遊びまくる以外の選択肢などないでしょうよ!!

『サマバケ!』遊んでみた!

実のところもっと早くプレイした感想を記事にしようと思っていたのですが『サマバケ!』を夢中で遊んでいるうちに発売から1ヶ月以上経ってしまいまして…取り急ぎ記事を執筆し公開するにしても時期的に中途半端な気がしますし、それなら諸々の追加コンテンツの配信や性格追加パックの発売を待ってからの方が良いのではないかと考え、それらに合わせて記事を書き、このタイミングで公開した次第です。

ここからは実際に『サマバケ!』を遊んだ感想やその他の諸々について書いていきます。

キャラクタークリエイト

まずこれをやらないことには始まりません。

デフォルトキャラで遊んでも良いのですが、やはりこういったゲームはオリキャラを作ったり版権キャラを再現して遊んでナンボ!ってことで、俺の場合は自身の性癖に刺さる要素を持ったオリジナルの女の子たち(と男の子を若干名)をクリエイトしてプレイします。

ってことで完成したのが俺の性癖がアレやコレやと詰め込まれたヴィジュアルをした今回のプレイにおけるメインヒロインでございます。

その名も―

スイートデビル 悪鬼子あきこ です。

ちなみに―

メスガキ(性格:生意気)です。

いやー、キャラクリ楽しいなぁ!キャラの顔立ちや体型、髪型、アクセサリーなどイジれる個所がめちゃくちゃ多くてこれなら色々と作れそうですよ。

『JG』からの著しい進化が見てとれますね~。

まぁ、ILLGAMESの処女作ハニカムのキャラクリシステムの発展型らしいので当たり前ですし、なんならそちらからキャラを引っ張ってくることも出来るそうです。

キャラクリにおいて調整可能な項目や使用可能なパーツは多々ありますが、キャラの個性を出す場合にはアクセサリーが重要な気がします。装着する位置や角度で独自性とこだわりを出せるし、アイデア次第で様々な表現ができるし、とっても面白いです。

凝れば凝った分だけ個性のあるキャラに仕上がるので嬉しいですし、なにより達成感があって良い感じです。

キャラクリがめんどくさい&さっさとゲームを始めたいというタイプの人もご安心あれ、いくつかの項目を入力しただけでキャラが出来上がる "簡易作成・イメージで作成" を使えば自分の性癖にあったキャラをすぐさま出力してくれます。これは非常に便利でオススメな機能ですね。

なかなか可愛く作ってくれます。
ジト目+三白眼というニッチな属性もお手のもの。

同機能を用いてキャラを出力し、少しばかり手を加えて自分好みに仕上げるというのもありだと思います。なんなら初めから自分で作るよりも可愛いキャラに仕上がることもあるくらいですよ。

こだわる人も、そうでない人も、どちらも満足のいくキャラクリシステムとなっております。

そのような感じで素晴らしい要素をいくつも備えた『サマバケ!』のキャラクリではありますが、残念な点もありまして…特に性格の少なさについては残念としか言いようがありません。

選択できる性格の数は女子が10・男子が2…後述の追加性格があるとはいえ少なめ。しかも、男子の方はCVなしっていう…。(使いたくなる良い感じの性格が多いのが救いではありますけど)

『JG』の場合は女子21・男子4でしたし、男子もCVありでした。あの男女ともに色んな性格のヤツがわちゃわちゃと駆け回り騒々しくリアクションする感じが好きだったんですけどねぇ、残念というほかなし。

それから個性が2つまでしか付けられないのもマイナス要素ですね。これに関しては狂ったように遊んだ『JG』でも同じでしたが…個性を最大でも2つしか付けてはいけない理由でもあるのでしょうか?

あ、八重歯とかふたなりとかを選ぶことができるのは凄く良いです!特にふたなりを選べるのは最高ですとも!!これは「男子の性格は少ないし声は出ないけど、ふたなり女子を竿役に使えるから安心してね」っていう制作サイドからのメッセージであり心遣いな気がします。

キャラクター登録

キャラクリを終えていよいよゲームスタート!…とその前に、キャラを登録しなければなりません。『JG』で言うところのクラス作りです。

登録可能な人数は最大で24名ですが、プレイ環境によってはキャラを登場させすぎると動作が重くなるようなので、いきなり24枠を埋めようとはせずに最初は12名あたりでプレイしつつ様子を見てみるのが良いのではないかと思います(初期性格が男女合わせてちょうど12性格なのでキャラが被らないというメリットもありますし)。

ゲームに登場させる12名を登録し終えてプレイヤーキャラを選択、今回はこのキャラを主役に据えて遊んでいこうと思います。

その名も―

佐間羽さまば けい です。

ちなみに―

(男の娘)です。

いざ、夏休み!

キャラの登録を終えるとゲームスタート!!楽しい夏休みサマバケの始まりだぜ~!!

はじめに説明しておくと本作には『JG』と同じく、クリア条件や達成目標やゲーム全体の制限時間といったものはありません。自キャラを操作して他キャラに話しかけて関係を築いたり、他キャラ同士の人間関係を観察したり、人の恋人を寝取ったりするのが主な目的ですが、それ以外のことに精を出しても構いません。と言っても大抵の場合は意中の相手とセックスをするのが目的になるとは思います。

女の子と仲良くなろう!

『JG』もそうでしたが、本作もゲームを開始して早々にお目当ての子とエッチができるタイプのゲームではありません。

相手の女の子の貞操が低い場合はその限りではないけれど、基本的には女の子とコミュニケーションをとって少しずつ仲良くなっていき恋人あるいは友達以上の関係となり、タイミングを見計らってスマートにエッチに誘わなければならぬのです。

恋バナをしたり。
エッチな話をしたり。

『JG』と違って会話コマンドを選ぶ際に会話の成功率が表示されるのは助かりますね。あちらではコマンドの入力後に成功率が表示されるという謎仕様となっていて割と不便だったので。

エッチシーンについて

エッチシーンですが、グラフィックの向上やインターフェース、選択可能な体位の違いや後述する心の声の追加などはあれども、システム的には『JG』とそこまで変わらず、とりわけ大きな変更点といえば絶頂と射精に至るために快感ゲージをためなければならないことくらいです。(操作についてはイリュ時代からのマウスのホイールを使った伝統的なモノ)

その気になった悪鬼子を―
神社の蔵に連れ込んで―
セックス!!

滑らかなエッチアニメーション

各体位のアニメーションの滑らかさや動きの細かな部分に関しては(制作時期の違いがあるので当然のことではあるけれど)『JG』を圧倒するほどの凄まじい進歩を遂げています。

騎乗位(M字騎乗位)ひとつとっても、女の子キャラが前後や上下に一定間隔で腰を動かしていた『JG』とは異なり、前後に加えて左右に揺れ動いたり円を書くような腰使いを見ることができます。それがまた非常に滑らかで自然な動きであり、モーションキャプチャーでも使って制作したのではないかと思ってしまいましたよ。

…まぁ、ほんの少し前まで処女だった女の子までもがそんな玄人じみた腰の動かし方をするのは違和感ありますけど、エロいからいっか!って感じですね。

心の声

これまでになかった要素である「心の声」についても良い感じ。

この要素はその名のとおり、エッチの最中にアイコンを押すことで状況に応じた女の子の心の声が聞けるというものなのですが、これが中々に股間にグッとくることを喋ってくれるうえにセリフのパターンもそこそこ多くて楽しいです。

特定の条件下でしか聞けない心の声もあるのでいろいろと試してみるのも一興ですよ。

どうして女の子の心の声を聞くことができるのかの説明は作中で一切なされていないので、そこのところは各々の妄想でカバーしましょう。

エッチの相性

同じキャラとエッチを繰り返していくことでエッチの相性が上がり快感ゲージの最大値が増えていき、ゲージの延長した目盛り分を超えるとモーションが変化するという要素があるのもマンネリをある程度防いでくれて助かります。

個人的には「後背位→寝バック」「つっぱり後背位→腰を持ち上げてのアクロバティックな後背位」への変化がお気に入りです。

3P

本作の目玉(だと勝手に思っている)3Pなのですが、発生させるのが異常に難しいです。

プレイマニュアルによると

引用元:『サマバケ!すくらんぶる』プレイマニュアル

このような条件下で3Pが提案する、あるいは提案されることで3Pが始まるらしいけど…全然できねぇっていう。

あまりにも3Pに発展しないためサマバケwikiで色々と調べてみたところ "マニュアルには「3人全員の仲が良い場合」と書かれているが、
実際にはもっと条件が厳しく、ただ仲が良いだけでは発生しない" らしく

引用元:サマバケ!すくらんぶる 攻略wiki

これらの条件を満たす必要があるそうです。かなりの条件の厳しさですね。

っていうか、プレイヤーが自発的に3Pを提案できるようなシステムにして欲しかったなぁ。この仕様だとまだるっこしくて仕方ないですよ。

ホモセックス

エッチシーンは見れません。

厳密に言えばホモセックスはしているのだけれど、エッチシーンは用意されておらず、事後の台詞だけが用意されていてホモセックスが行われたことを示唆するのみです。

一応、ローポリであれば男×男のエッチを見ることはできますけど、ローポリじゃあ…ねぇ?

これは『JG』の頃からの仕様なのですが、もうそろそろ作中で本格的にホモセックスをさせてくんないかなぁ…なんて思ってる今日この頃でございます。

男の娘好き・腐女子・純粋なゲイなどなど、その手の人からの需要は十分にあると思うんですけどねぇ。そろそろヤってみませんか?イリュ…じゃなくて、ILLGAMESさん?

ちょっと気になる点

たしか『JG』では処女喪失時に血が出てたはずなんですけど、本作では血が出ないのは何故なんでしょうか?わりと生々しくて好きな演出だったのでちょっと残念です。

性格追加パック

有料の追加データで、女子の性格が6つ男子の性格が2つ追加されます。

追加性格を導入すれば楽しい夏休みがより一層楽しく賑やかになります。『サマバケ!』本編を購入したからにはコチラにも手を出した方が良いでしょう。

追加されるのは

・無口 ・お嬢様 ・のんびり ・オタク ・やんちゃ ・元気活発

・無邪気 ・飄々

これらの性格です。

デフォルト性格と同じく男子の性格にはボイスが付いていません。性格のチョイスは悪くないので少々残念ですが、よくよく考えてもみると追加性格だけボイスが再生されるのも違和感があるし、これについては致し方ないですね。

長く楽しい夏休み、あなたはどう過ごす?

ということで今回は遅ればせながら『サマバケ!』を遊んでみての感想やらなんやらを書いてみました。

いくつか気になる点はあるものの、やっぱり自分好みのキャラを作ってハイクオリティなエッチシーンで抜けるというのは最高ですね。

SNSやブログでプレイヤー各々の夏休み(無期限)の様子やキャラクリの成果を覗き見てるだけでも楽しいですし、プレイ中に起こった様々な出来事について皆で語り合い、気持ちを共有したくなるような良いゲームだと思います。

未プレイの方々にも、この長く楽しい夏休みを体験していただきたい。興味があれば是非ともプレイしてみてくださいな。

サマバケ!すくらんぶる

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サマバケ!すくらんぶる 性格追加パック

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最後に:『ジンコウガクエン』シリーズと比べて

ここまで長々と記事を書いておいて非常に申し上げづらいのだけれど…俺としては『サマバケ!』よりも『JG』の方が好きです。

と言うのも、作中で可能な「お遊び」要素が『サマバケ!』には足りない気がしました。

学園で喧嘩最強を目指したり、テストを通して文武両道を極めたり、先生になって生徒に手を出したり、生徒になって先生に手を出したり、オートで人間関係を観察したり、妊娠させた女の子に話しかけられないように逃げ回ったり(話しかけられると妊娠END)。最後の1つは人として最低の行いですが、どうあれこのような感じで自分なりの遊び方を模索できたのです。

『サマバケ!』は女の子の可愛さやエッチシーンのクオリティこそ最高レベルではあるものの、やはり「お遊び」の面での物足りなさがぬぐい切れません。

とはいえ、今後のアップデートやMODの隆盛如何によってはかつての『JG』のような遊び方ができるようになるのかもしれませんし、これからの『サマバケ!』にも期待していきたいと思います。

タイトルのとおりアホほど長い記事となってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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